G-EXPERIENCE

体験した気にさせる物語ってどうなってるの?

演劇

続・シナリオを変えてはいけない? 『ラヂオの時間』から学ぶシナリオ術!

前回の冒頭、シナリオライターは「筋を変えられることに、異常にこだわる」という偏見があるが、実際は違うと指摘した。様々なシナリオライターさんへのインタビューを読むと、「変えてもらっていいんですよ」と答えていることがある。作品がよくなるならそ…

「藤沢朗読劇」が面白いのはどうしてか?

「藤沢朗読劇」という、もはやジャンルがあります。 どんなものか? わたしの勝手なイメージでいいますと、元・歌舞伎役者さんが「少年ジャンプ」にあてて書きました! みたいな話だよ…。って、どんなだよ! (大変失礼ながら)今回は「Relic ~tale of the …

寺山修司のラジオドラマ 立体叙事詩劇『まんだら』レビュー

あの寺山修司が、ラジオドラマを書いていた! しかも、類例をみない世界観のやつを!! 今回は、順をおって(引用多めで)レビューしてみます。※引用はすべて 寺山修司「まんだら」『現代日本ラジオドラマ集成』沖積舎、1989 より 作品の解説で、寺山修司が…

原作小説「恩讐の彼方に」、戯曲「敵討以上」冒頭を比較

「原作を読んでおくべき」という人間を私は信用しない。「あの映画、原作を読んでからじゃないと、絶対に面白さが伝わらないよ」なんていう人。どんな美人でも、ウソつきに見えてしまう。 画像はイメージです 何の話かというと「原作は最高か」問題である。…